第87回全国高校野球選手権が無事開幕し、予定通り3試合が行われた。


第1試合
鳴 門 工 5 1 0 1 5 1 1 0 0 =14
宇都宮南0 0 0 0 0 0 1 2 0 =3

宇都宮南の先発菅間は立ち上がりから制球に苦しみ、
常にボールが先行する状態であった。
それに対し鳴門工打線はボール球をしっかり見極め、
ストライクをとりにいった甘い球をことごとく狙い打ちし、
16安打で14点を取り大勝した。
宇都宮南は残念ながら2年連続初戦敗退となり、
昨年の雪辱をはたすことはできなかった。


第2試合
智辯和歌山 0 1 0 2 0 0 0 0 2 =5
青 森 山 田 0 1 0 0 3 0 2 1 x =7

先制したのは智辯和歌山。
2回表二死1,2塁から辻本が強烈なライナーを放ち、
遊撃手のグラブをかすめながらもレフと前に運び、
2塁ランナーが生還。
その裏青森山田も二死から連打で1,2塁のチャンスをつくると、
鴨田がセンター前へはじき返した。
この時打球が早かったので2塁ランナーは3塁で止まったのだが、
智辯のセンター古宮の本塁への送球が悪送球となり3塁ランナーが還って同点となった。
2回の攻防、智辯の鮮やかな攻撃と雑な守備とまさに“智辯らしさ”が象徴されたイニングであった。
その後智辯の2点リードで迎えた5回の裏青森山田の反撃が始まった。
先頭打者の白鳥がヒットで出塁し、これをきっちりとバントで送り一死2塁のチャンスを作ると、
田守がライトオーバーのタイムリースリーベースで1点差。
続く加守田が初球のスライダーを完璧に捕らえレフとスタンドへ逆転となるツーランを放った。
青森山田は終盤にも主戦柳田のタイムリーなどで追加点を上げ、
7−3で青森山田が4点リードで9回を迎えた。
だがここから予選を苦しんで勝ち上がった智辯打線が本来の粘りをみせた。
2点を返しなお二死1,2塁と長打が出れば同点という場面で、
途中出場の傘木がライトへ大きなあたりを放ったが無念にも青森山田のグラブに収まり智辯和歌山は初戦で敗れてしまった。


第3試合(延長10回)
国士舘 0 0 0 0 0 1 0 0 2 4 =7
天  理 0 2 0 0 0 1 0 0 0 0 =3

序盤から天理ペースで試合が進み、
3−1と天理リードで9回を迎えた。
ここで国士舘打線に粘られ土壇場で同点とされた。
そして10回表にはけん制で挟んだランナーを送球ミスで生かしてしまい、
さらに一死1,3塁からダブルスチールを決められるなど、
天理らしくない守りのほころびから4失点し、逆転負けを喫した。
勝った国士舘は先発山形が粘りの投球で強打の天理打線を3点までに抑え、
足を絡めた野球でワンチャンスをものにした。
レベルの高い好試合であった。


〜明日の試合予定〜

第1試合:別府青山×東北
第2試合:秋田商×遊学館
第3試合:近江×桐光学院
第4試合:聖光学院×佐賀商

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